記者派遣

情報の発信源、確認しよう 高校生、メディアリテラシー学ぶ

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神戸新聞元記者が講師に 

「メディアリテラシー」(情報を読み解く力)をテーマにした出前授業が10月8日、芦屋市上宮川町のクラーク記念国際高校クラークスマート芦屋であった。県NIE推進協議会の網麻子事務局長が講師を務め、21人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。「新聞を多くの人に読んでもらうにはどうしたらよいか」について、生徒らが授業で研究している。

 網事務局長は、新聞は一覧性や網羅性が特長で「記者らがその時点でできる限り事実確認した正確なニュースを載せている」と説明した。交流サイト(SNS)やインターネット検索は好みの情報や自分の考えに近い情報が集まる傾向があると解説。「新聞やテレビなど複数の情報源を持とう。情報の発信源を確認しよう」と呼びかけた。

 新聞を使ったワークでは、生徒らは興味、関心のある記事を選び、感想や意見などを活発に話し合った。桑本愛実(まなみ)さん(16)は「普段ネットでニュースを見ていたが、家にある中高生新聞を読んでみようと思った。複数の情報源を意識し、視野を広げていきたい」と話した。=10月16日付神戸新聞朝刊阪神版

[写真説明1] 新聞を広げ、興味、関心のあるニュースを探す生徒ら=芦屋市上宮川町

[写真説明2] 講義をする網麻子・兵庫県NIE推進協議会事務局長

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