西宮市立浜脇中学校 渋谷仁崇主幹教諭=公開授業「NIEノート」を通して、主権者としてのまちづくり」と実践発表「アイデアミーティングで住み続けられるまちづくりをデザインしよう」を野上耕佑教諭とともに担当、大会1日目のパネル討議「情報で、いのちを守る」にパネリストとして登壇
全国大会では、全国の実践者のみなさまと直接語り合える貴重な機会をいただき、心から感謝申し上げます。記念講演された小川洋子先生(芥川賞作家)の「新聞が子どもたちの目を輝かせるとは思わなかった」という言葉が印象的でした。
公開授業の後、生徒が「新聞って面白い」と話していた姿に、NIEの力を改めて実感しました。8月末、「EXPO2025大阪・関西万博」でNIEの取り組みを発表する機会をいただき、さらなる活動の広がりを感じました。
これからも、子どもたちの学びと社会をつなぐNIEの可能性を信じ、官民産学で連携を深め、「いのち輝くまちづくり」への実践を重ねていきたいと思います。
[写真説明]「アイデアミーティングで住み続けられるまちづくりをデザインしよう」をテーマにした実践発表。大阪・関西万博と絡めた取り組みも参加者の関心を集めた=8月1日、神戸市東灘区岡本8、甲南大学岡本キャンパス
兵庫県立網干高校 佐々木浩二教諭=実践発表「地域に根差した小高連携NIE実践」を担当
NIE全国大会神戸大会では、全国から多くの実践者にお越しいただき、心より感謝申し上げます。
中尾順二・養父市教委こども学び課課長から「地域と協働する姿勢が次世代を育てる礎となる」との助言を、今宮信吾・大阪大谷大学教授からは「時代を読み解き、命を守る静かな問いを持ち続けてほしい」との講評をいただき、大変励まされました。
今後は、防災ツーリズムの発展や小中高連携の深化を進め、新聞を羅針盤として「地域課題」を「自分ごと化」するNIE実践・探究学習を広げていきたいと考えています。
また、生徒一人ひとりが成果を発信し行動につなげられる場を増やし、学びを地域社会へ循環させる実践を重ねてまいります。
[写真説明]網干高校の実践発表。同校は今年2月、「地域防災」をテーマに、近くの姫路市立網干西小学校と公開授業を行うなど、地域に根差したNIE実践を続けている=8月1日、神戸市東灘区岡本8、甲南大学岡本キャンパス
兵庫県立伊川谷高校 福田浩三主幹教諭=実践発表「多文化共生への橋がけ」を担当、ポスター発表「はがきと學年通信でNIE」「○○教育を包括した學年通信の提案と実践」を担当
外国人も小さい子どもも理解しやすい「やさしい日本語」を新聞記事から書き換える取り組み。実践発表の教室を埋め尽くすほどの参加者の方々には感謝の言葉しかありません。また、質疑応答ではたくさんの意見や感想をいただき、ありがとうございました。
在留外国人の方との多文化共生なくしては成り立たない日本の状況と、これらの対応をどのように教育で行っていくか、その問題意識を全国の多くの方が共通認識としてもたれていることが分かり、今後の「やさしい日本語」を用いた教育実践への励みとなりました。
そして、今回の実践発表を機に兵庫県外で発表の機会を設けていただいた長野県NIE推進協議会の方々に深く感謝いたします。本実践にさまざまなアレンジが加わりながら、全国各地で活用されていくことを切に願います。
[写真説明]「やさしい日本語」の実践発表。今年9月、7回目となる「新聞をつかった『やさしい日本語』研究会」(世話人=福田浩三・伊川谷高校主幹教諭)の交流会(オンライン)が開かれ、今回初めて琉球新報社(沖縄県)と信濃毎日新聞社(長野県)から参加があった。大会をきっかけにNIEの輪が広がることを期待したい=8月1日、神戸市東灘区岡本8、甲南大学岡本キャンパス
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