県内の中学2年生が地域の事業所などで働く「トライやる・ウィーク」。坊勢中学校(姫路市家島町坊勢)の2年生26人がそれぞれの職業体験を個人新聞にまとめることになり、取材のポイントを学ぶ出前授業が9月8日、同校で行われた。
島内外の幼稚園や小学校、専門学校、魚介類の直売所、美容室などで働くトライやる期間(9月29日~10月3日)を前に、インタビューの仕方やニュース写真の撮り方を知ろう―と同校が開いた。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
三好アドバイザーは「その仕事のやりがいや楽しさ、しんどいところを具体的に取材しよう」「どんな接客をしているか目を凝らし、耳を澄まそう」と呼びかけた。ニュース写真の撮り方では、テーマに沿った要素をいろいろ入れる―などと説明した。
生徒たちは動物園、ペットショップ、洋食店、結婚式場、書店でも働く。美容室で働く岡田楓夏(ふうか)さん(14
)は「5W1Hを押さえ、五感で感じたことを記事にしたい」と話した。生徒たちはトライやる終了後、個人新聞を作る。=12日付神戸新聞朝刊姫路版
[写真説明]取材のポイントなどを学んだ後、「トライやる・ウィーク」の抱負を語る生徒(右)=坊勢中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。