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NIE神戸大会 きょう開幕

  教育現場での新聞活用を考え合う「第30回NIE全国大会神戸大会」(日本新聞協会主催、兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会共催)が31日から2日間、神戸市で開かれる。インターネット時代に、確かな情報で時代を読み解く力(メディリテラシー)をどう育めばいいのか、多彩なプログラムでNIEの未来を提案する。

 NIEは、Newspaper in Education(教育に新聞を)の略で、全国の学校と新聞界が連携し、子どもたちの生きる力を育む取り組み。

 初日は神戸ポートピアホテル(同市中央区)で午後1時に開会。指揮者で県立芸術文化センターの佐渡裕芸術監督とスーパーキッズ・オーケストラが演奏を披露する。芥川賞作家の小川洋子さんによる記念講演、ジャーナリストの池上彰さん、古田大輔さんらによるパネル討議もある。会場では新聞アート作品や阪神・淡路大震災30年を振り返るパネルを展示する。

 8月1日は、甲南大岡本キャンパス(同市東灘区)で午前9時から、NIEに取り組む学校の公開授業や実践発表、大学生や社会人への新聞活用を考えるパネル討議などがある。会場では、全国の約70校・団体によるポスター発表もある。

 大会スローガンは「時代を読み解き、いのちを守るNIE」。県NIE推進協議会と神戸新聞社が主管を務める。当日参加可能で、県内教育関係者は無料。一般千円。(冨居雅人)=31日付神戸新聞朝刊1面