記者派遣

SDGs取材のポイント学ぶ 甲南女子中2年

250618kounannjyosityu.JPG

神戸新聞アドバイザーが講師に

 神戸市の「SDGs(持続可能な開発目標)探究プログラム」の一環として、市内企業でSDGs推進の取り組みを取材するのを前に、甲南女子中学校(神戸市東灘区森北町5)の2年生176人が6月18日、同校で、取材のコツを学ぶ出前授業に臨んだ。

 授業に続いて、生徒たちはそれぞれ、神戸どうぶつ王国や神戸クルーザーなど5つの企業を訪ね、どうぶつ王国では絶滅危ぐ種を守る活動を取材した。

 授業は、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、インタビューのポイントなどを説明した。

 強調したのは「SDGsを身近な、自分ごととして考えること」。生徒たちに「企業のSDGsの取り組みが、自身の暮らしとどう結びついているか」などを考えてもらった。海の環境問題を考えるプログラムを用意している「神戸クルーザー」を訪れる生徒は「海洋ごみを減らすため、ごみ拾いのボランティア活動に参加する」などと答えた。

 取材の参考にしてもらおうと、三好アドバイザーが教員にインタビューし、記事になるまでの過程も紹介した。

 生徒たちはこの日の取材をもとに、「一人一人の生き方を考える」などをテーマに生徒同士で対話する。

[写真説明]「訪問する企業で何を取材するか」を話し合う生徒たち=甲南女子中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

※甲南女子中学校はSDGs学習の取り組みについて、今年夏の「第30回NIE全国大会神戸大会」でポスター発表する。