兵庫県NIE推進協議会による教員向けNIE研修会が6月25日、養父市八鹿町宿南の宿南小学校であり、教員8人が参加した。同協議会の三好正文事務局長が講師を務めた。
同協議会は「楽しくなければNIEじゃない」を合言葉に、各校で、児童生徒が楽しみながら新聞に親しむコツを伝えている。
宿南小は2024年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定されており、児童たちは、新聞づくりアプリを使った郷土の産業紹介などを行っている。今回、NIE活動を続ける中で、多様な実践例を知ろうーと研修会を企画した。
三好事務局長は研修会で、一覧性や網羅性など新聞の特長や、見出しと前文だけ読む「ちょい読み」の勧め、新聞と交流サイト(SNS)の違いーなどに触れる一方、多様なNIEの取り組みを紹介し、ワークショップも行った。
「新聞から大きな数字を探そう」は、誰が探し当てた数字が一番大きいか競う。「新聞から夏を見つけよう」は、紙面から「夏」を感じる写真や記事を切り抜き、台紙に貼り付け、そこから感じる音や声、におい、味、触感などを書き込む。
「何を思っているかな」は、紙面に登場する動物などが思っていることを想像してセリフを書く。低学年向けでは、新聞紙でファッションショーや、新聞からクイズの答え(文字)探し―などを勧めた。
「まわしよみ新聞」づくりや「NIEタイム」など、定番の実践例も紹介した。
同協議会は今後も各校で研修会を重ねていく。同協議会☎078・362・7054
[写真説明]新聞の活用法を考えた研修会=養父市八鹿町宿南、宿南小学校