お知らせ

新聞・通信社 新会員紹介

 県NIE推進協議会会員の新聞・通信社で人事異動があり、読売新聞神戸総局長が島崎隆太さんから神原康行さんに交代した。人となりを自己紹介でー。

読売新聞大阪本社神戸総局長 神原 康行

  多様な視点育むNIE推進を

 6月1日付で神戸総局に着任しました。どうぞよろしくお願いいたします。

 東京出身で、1997年に地方テレビ局に入社し、2005年に読売の記者に転身しました。大阪の社会部で警察や検察庁、裁判担当などを務めた後、グループ本社の法務部門に出向しました。直近は、大阪本社で法務と広報の業務を担当し、記者から取材を受ける経験もして、正しく情報発信する大切さを改めて思い知ったところです。

 兵庫県は初めての勤務です。高松、岡山など、海の近くに住んだことはありましたが、神戸は、都市と山と水辺の風景が溶けあった表情豊かな街だと感じます。県のホームページを見ると、兵庫県はその多様な気候と風土から「日本の縮図」と言われている、と紹介されていました。

 未来を担う子どもたちが集う学びの場も、時代や社会の縮図、と言えるかもしれません。スマートフォンの画面をタップするだけで、簡単に世界とつながる今、何が正しい情報なのか、自分で見極め、判断していく力が欠かせません。情報発信する立場になったときも、自分の言説が人にどう受け取られるか、客観的にとらえる視点が重要です。

 各校で実践されているNIEは、そうしたスキルを育む大切な取り組みだと思います。

 新聞記事は人が書いています。AIではなく、記者やデスク、見出しをつける編成部門、校閲担当など、多くの実在する人の目と手を経て、お手元に届きます。

 新聞を通じて、若い方々に多様な視点を持っていただけるよう、私も気持ちを込めてNIEのお手伝いさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。