記者派遣

「はがき新聞」作りを楽しもう 神戸・愛徳学園小5年

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神戸新聞アドバイザーが講師に

 はがきと同じサイズの紙で作るミニ新聞、はがき新聞。クラスメートに特技や趣味についてインタビューしたことを「はがき新聞」にしようーと6月6日、神戸市垂水区歌敷山3の愛徳学園小学校で出前授業があり、5年生10人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。児童たちは「はがき新聞」作りを続けており、この日は「友達を応援するはがき新聞」を取り組むことになった。

 三好アドバイザーは「はがきには『送る喜びと受け取る喜び』がある。友達に『(その特技を)がんばって!』という気持ちを込めて記事やイラストを書こう」と呼びかけた。

 インタビューのノウハウとして、具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く▽ディテール(細かいところ)を聞く▽一つの特技に絞って聞くーなどを挙げた。記事の書き方では、仮の見出しを考えて書き出し、テーマを考えながら書き進めていくことをアドバイスした。

 見出しのつけ方については、「問い」「テーマ」ではなく「答え」を書く(「将来の夢」ではなく、「世界で一つのスイーツを作りたい、という感じに)ーなどを強調した。

 児童たちはできあがったはがき新聞を紹介。友達の特技や趣味として、ピアノやダンス、将来の夢として、アナウンサーやカフェを開くことーなどがあがった。

 三好アドバイザーは「これからもクラスメートとの友情を大切にしよう」と語りかけた。

[写真説明]「はがき新聞」を作る児童たち=愛徳学園小学校