記者派遣

新聞の読み方や記者の仕事を知る 神戸・雲雀丘中

250304hibarigaokatyu1.JPG

神戸新聞アドバイザーが講師に

 新聞記事の読み方や記者の仕事を知る出前授業が3月4日、神戸市長田区雲雀ケ丘1の雲雀丘中学校であり、2年生44人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は2025年度から日本新聞協会のNIE実践校に指定される予定で、まず、記者の出前授業を体験しようーと企画した。

 三好アドバイザーは「最近のニュースで気になったものは」と問いかけ、生徒から、埼玉県八潮市の道路陥没や、神戸・三宮の商業ビルのエレベーター事故、岩手県大船渡市の大規模山火事などが挙がった。三好アドバイザーは「気になったニュースを友達や家族で話し合おう。特に気になったニュースを詳しく調べ、よりよい社会をつくるきっかけにしてほしい」と話した。

 新聞記事の特徴として、多くが大事なことを前文に書く「逆三角形」スタイルで書かれている、と説明。「全部読もうと思わなくていい。見出しと前文を読めば必要なことがざっと分かる」と話し、気軽に新聞を手にするよう勧めた。

 記者の仕事について、「信頼できる情報を届ける、人命と人権を守るーの2つが最も大切な仕事。現場第一主義で、そこに行かないと分からない具体的な情報や、ディテール(細かい事実)を届けるよう心がけている」と話した。

[写真説明]「気になったニュースを詳しく調べよう」。三好アドバイザーの話を聞く生徒たち=雲雀丘中学校