神戸新聞アドバイザーが講師に
神戸大学付属中学校(神戸市東灘区住吉山手5)の2年生約50人がこの1年、調べ学習の成果を新聞スタイルでまとめる実践を行ってきた。その一環として、新聞作りのノウハウを学ぶ出前授業が2月13日、同校であり、2年生15人が参加した。
同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。出前授業は昨年7月から十数人ずつを対象に行われ、毎回、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めている。
この日の授業では、生徒たちが選んだテーマを発表。米粉でつくるお菓子▽強力粉と薄力粉の用途▽保湿力の高い化粧水▽狂牛病と実態と対策―など多岐にわたった。生徒たちは一番書きたいことを40字以内にまとめたり、トップに置く記事の見出しを考えたりするワークショップを通し、新聞作りについて理解を深めた。
三好アドバイザーは「写真や表、グラフを付けると、記事が説得力をもつ」「見出しは『問い』ではなく、『答え』を書く」「トップと真ん中の記事を目立たせるとよい紙面になる」などと説明した。
生徒たちはA4判の用紙に記事を書き、見出しを付け、写真やイラストを添えて紙面づくりを進める。
[写真説明]記事の書き方や紙面レイアウトについて学ぶ生徒たち=神戸市東灘区住吉山手5
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。