神戸新聞アドバイザーが講師に
地元の魅力をどう発信するかを学ぶ出前授業が、南あわじ市沼島の沼島小中学校であり、小学5年~中学3年の24人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが「国生みの島のストーリー性を大切に、島外に感動を伝えよう」と呼びかけた。
同校は日本新聞協会のNIE実践指定校で、新聞を活用した授業などを展開している。離島留学している児童生徒もいる。
出前授業は1月27日に行われた。沼島は同市の離島で、県最南端に位置し、南に紀伊水道から太平洋を望む。古事記に登場する「国生み神話」の島だ。
三好アドバイザーは「地域の魅力はいわゆる観光名所にあるのではなく、その土地に根差したストーリー性にある」と説明。「夏のハモだけでなく、寒ブリもうまい。さらなる魅力を発信したい」と強調した。
取材の仕方については「5W1Hをきっちり取材する」「地元の人に聞いたことをそのまま記事にする。生の言葉に地元で生きてきた誇りが見つかる」などとアドバイスした。
中学2年の柿木梓月(しづき)さん(14)は「校外学習で『なぜ』『どのように』を押さえて取材したい」と話していた。=2月6日付神戸新聞朝刊淡路版
[写真説明]地域の魅力の発信方法を考えた授業=南あわじ市沼島
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