阪神・淡路31年 「犠牲者、不明者に思いを」 姫路・網干西小で震災授業
2026年03月11日
「阪神・淡路大震災31年」をテーマにした出前授業が3月11日、姫路市網干区浜田の網干西小学校であり、5年生33人が参加した。11日は、東日本大震災の発生から15年の節目の日。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「震災犠牲者のことを忘れないでほしい」と呼びかけた。
三好アドバイザーは「津波被害が大きかった東日本大震災では、行方不明者が2519人いるが、警察が鑑定を進め、昨年10月、発生当時6歳の女子の遺骨と分かったケースもある。警察や遺族は今も手掛かりを求め、沿岸部などで捜索を続けている」と説明。「阪神・淡路大震災でも3人が行方不明のままだ」と話し、遺族の喪失感に思いをはせた。
東日本大震災の被災地の新聞社・岩手日報社(本社・盛岡市)の教育プログラム「最後だとわかっていたなら」を紹介。「ある日突然、地震で家族を失う。そこには無数の悲劇と後悔がある。そばにいることが当たり前になっている大切な人の存在を考えよう」と呼びかけた。
阪神・淡路大震災の発生から31年が過ぎた。三好アドバイザーは、世代交代で大規模災害でも記憶の継承が難しくなるという「30年限界説」に触れ、「児童のみなさんが、さらに若い世代に語り継いでくれることで乗り越えられる」と強調。「それが迫りくる南海トラフ巨大地震の備えにつながる」と話した。
[写真説明]自分の命、家族の命、友達の命を守るため何ができるか話し合う児童たち=網干西小学校







