明石・藤江小で防災授業 新聞読み震災当時を知る 6年生150人
2026年01月17日

1月17日に発生から丸31年となる阪神・淡路大震災について、当時の神戸新聞などを通じて学ぶ授業が15日、藤江小学校(明石市藤江)であった。同小の6年生約150人が心に残った言葉を黒板に書き出し、命の大切さや防災について考えた。
同小の金井有一郎校長(57)と神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー(65)が講師を務めた。
金井校長は震災当時、同小に勤務していた。長年、震災発生直後から約2カ月分の神戸新聞を防災授業に活用している。
授業で、児童らは「救急車が足りない」「遺骨がたくさん」「頑張れ」などの言葉を次々と書き出した。「亡くなった人を数字で見るのと、年れいやお名前を知るのとでは全然受け取り方がちがった」と気付いたことを書く子も。金井校長は「新聞を読んで、当時の人たちの思いを想像してほしい。今日のことを家族にも伝えて」と話した。
「JR全線不通」という言葉を選んだ同小6年の木下湊さん(12)は「一つの災害だけでライフラインや交通機関が動かなくなるのが怖い。復興に必要だったお金も膨大で驚いた」と感想を述べた。
三好シニアアドバイザーは震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務だった経験を振り返り、「当時を知らない若者こそ震災を語り、身近にいる人を大切にしながら備えてほしい」と呼びかけた。(新田欧介)=1月17日付明石版
[写真㊤]震災当時の新聞を手に授業をする金井有一郎校長=いずれも藤江小学校[写真㊨㊦]震災当時の新聞を読んで話し合う児童ら








