NIEニュース

新聞について知ろう 神戸・南五葉小学校で出前授業

 サイト南五葉小学校.jpg「新聞について知ろう」をテーマにした出前授業が11月7日、神戸市北区南五葉3の南五葉小学校であった。兵庫県NIE推進協議会の網麻子事務局長が講師を務め、5年生38人が参加した。

 網事務局長は、記者が現場を取材し、デスクが記事を修正・点検し、担当者が紙面をレイアウトするという流れを紹介。「新聞は情報のプロがその時点でできる限り事実確認しており、正確」と強調した。

 記事の基本について説明を受けた後、児童らは、「興味関心のある記事や写真を選び、感想や意見を話し合おう」という課題に挑戦。神戸新聞朝刊をめくり、「ドジャース連覇」など、お気に入りの記事を選んでいた。

 また、網事務局長は、阪神・淡路大震災当時、社会部記者として、避難生活に伴う体調悪化などで生じる震災関連死(災害関連死)を取材した経験を話した。2024年元日の能登半島地震で死者672人(25年10月15日現在)のうち災害関連死が444人に上ることに触れ、「命を守るためにできることを考えてほしい」と語り掛けた。