新聞や新聞記者について知ろう 神戸・六甲アイランド小で出前授業
2025年12月12日
新聞の特長や発行されるまでの流れ、新聞記者の仕事を知る出前授業が12月12日、神戸市東灘区向洋町中2の六甲アイランド小学校であり、5年生56人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
授業では、新聞の特長である網羅性や一覧性を知ってもらおうと、この日の本紙朝刊から冬や師走に関係した記事を探すワークを行った。児童たちは見出しや写真から記事を探した。記事は、養殖カキが大量死した問題を受けた「兵庫県がカキ養殖業者支援へ」や「ノーベル賞の授賞式」、歳末助け合い募金の寄付、広告では、歳末セールやズワイガニの歳末キャンペーンなど計12本を数えた。
三好アドバイザーは、朝刊1面のコラム「正平調」の話題の集め方などについて説明。記者の仕事では「名刺1枚で誰にでも会え、興味のあることを記事にできる。絶対楽しい」と強調した。
新聞が発行されるまでの流れについては「記者による現場取材と裏取り、複数の担当者によるチェックで信頼性を担保している」と話した。
新聞の使命は「人命と人権を守ること」と話し、「社会的弱者ら誰も一人にさせない、寄り添う報道を心がけたい」と締めくくった。
[写真㊤]冬や師走に関係した記事を探す児童たち。ズワイガニの歳末キャンペーンの全面広告が目にとまった=六甲アイランド小学校[写真㊦]ニュースの基本・5W1Hについて説明したスライド スライド.pdf

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