新聞を受験に役立てよう 篠山鳳鳴高で講座
2025年11月09日
丹波篠山市大熊の篠山鳳鳴高校で「NIE講座」が始まった。兵庫県NIE推進協議会の網麻子事務局長が初回の講師を務め、一覧性や信頼性など新聞の特長について紹介し「受験に役立てて」と語った。
NIE講座は、同校3年生の選択講座の一つで10人が受講。上田浩之教諭が担当を務める。
網事務局長は、記者が現場を取材して記事を書き、デスクが修正したり確認したりし、校閲担当者が点検、整理記者がレイアウトして新聞を作ると説明。「何重ものチェックを経て、正確性の高い情報を発信している」と説明した。
また、大学入試で実用文が出題される傾向から「新聞を読んで実用文に慣れよう。自分の興味関心のある分野の記事を読み、面接や小論文で活用して」と呼びかけた。生徒らは、新聞を広げ、興味関心のある記事を選び、感想や意見を発表し合った。
寺本敦士さん(17)は「インターネットで得た情報が正しいのか、新聞で確認できると思った。歴史に興味があるので、関連記事を読み、受験勉強に生かしたい」と話していた。=11月8日付神戸新聞朝刊丹波版
[写真説明左] 新聞クイズで答えを探す生徒ら=篠山鳳鳴高校
[写真説明右] 新聞から興味関心のある記事を探す生徒ら=篠山鳳鳴高校








