NIEワークに挑戦 兵教大生
2025年10月31日
小学校教諭などを目指す学生にNIE(教育に新聞を)活動を知ってもらおうーと10月30日、加東市下久米の兵庫教育大学で「NIEワークショップ体験講座」が開かれ、初等社会科教育法を学ぶ2回生約60人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
数人ずつのグループに分かれ、取り組んでもらったワークショップは次の通り。
1、最近の神戸新聞写真ニュースから気になる記事を選び、選んだ理由を発表する。他者の関心事を知ってもらう。「まわしよみ新聞」のワークについても紹介
2、紙面から一番大きな数字を探す。教室が盛り上がるワークの一つ。世の中のさまざまな情報が数字で表されているのを知ってもらう
3、紙面から特定のテーマの記事(今回は「戦争・防衛」や「ヒロシマ」)を探し、新聞の特長「網羅性」「一覧性」を知ってもらう
4、記事の見出しを考える。「究極の要約」である見出しのつけ方を学ぶ
5、新聞の4コマ漫画を正しく並べ直し、「起承転結」を学ぶ
6、新聞で防災スリッパを作る
今年夏の「NIE全国大会神戸大会」で兵庫県内の各校が行った公開授業や実践発表から、学生が興味のある実践を選ぶ時間もあった。
記者による出前授業の事例も紹介。交流サイト(SNS)が台頭する中、神戸新聞社が今年7月の参院選で情報の正確さを検証する「ファクトチェック」に取り組んだことも説明した。
[写真説明]神戸新聞写真ニュースから気になる記事を選ぶ学生たち=兵庫教育大学







