「トライやる」の体験を発表しよう 神戸・高倉中
2025年10月17日
県内の中学2年生が地域の事業所などで働く「トライやる・ウィーク」。神戸市立高倉中学校(同市須磨区高倉台1)の2年生125人が11月10~14日、市内各事業所で働いた体験をまとめて12月に校内発表する。就業先で何を、どう取材するかを考える出前授業が10月17日、同校で行われた。
生徒たちは幼稚園や小学校、量販店、飲食店、ホテル、公的機関、公共施設、文化施設など同市内約50カ所で働く予定。授業では、それぞれ「納税義務を行使する税務署の仕事に興味があった」「JR須磨駅がお客さまにどう対応しているかを学びたい」などと抱負を語った。
講師を務めた、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーは「働いている人たちにやりがいや苦労を聞こう」「働いてみて、楽しかったことや大変だったことを具体的に表現してみよう」「職場の音やにおい、雰囲気など、ディテール(細かいところ)をメモしよう」と呼びかけた。「具体的に書けばより正確な、ディテールを書けばより豊かな発表になる」と強調した。
生徒たちには「就業先のどんなところに関心があるか」を発表したり、「どんな接客をすれば美容院のリピーターが増えるか」を考え実演してもらったりした。
生徒たちは次回11月28日、「トライやる」体験を振り返り、発表資料のまとめ方を学ぶ。
[写真㊤]働くことの意味を考えようー。 「トライやる・ウィーク」を前に行われた出前授業=高倉中学校[写真㊦]「具体的に取材しよう」「ディテールを取材しよう」と呼びかけたスライド スライド1.pdf スライド2.pdf