遠足新聞をつくろう 本紙社員が出前授業 神戸女学院中
2025年10月08日
西洋の名画を「陶板画」で再現する大塚国際美術館(徳島県鳴門市)や、観潮シーズンを迎えた「鳴門の渦潮」(鳴門海峡)を見学し、遠足新聞をつくるのを前に、10月8日、神戸女学院中学部(西宮市)で出前授業があり、1年生142人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
遠足は10月10日に行う予定で、生徒たちはグループごとに、同美術館に展示されている、ゴッホやピカソ、フェルメール、モネ、ゴーギャン、ムンクらの名画について調べ学習してきた。
取材のポイントについて、三好アドバイザーは、何がニュースか考える▽具体性やディテールを大切にするーなどを挙げた。「例えば、反戦の象徴であるピカソの『ゲルニカ』を調べたグループは、戦争や紛争が相次ぐ現在の世界情勢にも思いをはせてほしい」と呼びかけた。
インタビューの仕方や記事の書き方、見出しのつけ方、ニュース写真の撮り方、紙面レイアウトの方法についてもアドバイスした。
生徒からは「みんなで過ごすバスの車内や、みんなで味わう昼食が楽しみ」との声も。三好アドバイザーは「友情を育てる日にしてほしい」と話した。
[写真説明]取材や新聞製作のポイントを学んだ出前授業=西宮市岡田山、神戸女学院中学部