NIEニュース

まちの未来みんなで語ろう 姫路女学院高生と市長が意見交換

 姫路市豊沢町の姫路女学院高校で、清元秀泰市長を招き、「市長と姫路の未来を語り合おう!」と題した授業があった。1、2年生20人が参加。身近な問題に関して提案するなどし、意見を交わした。

 同校の土曜講座「リベラルアーツゼミ2025」の一環で、神戸新聞ゼミとグローバル音楽学ゼミの生徒が出席した。

 清元市長が「未来に向けた姫路のまちづくり」をテーマに講演。少子化や若者の市外への転出が進む中、「住み続けたいと思えるまちづくりを進める」と移住定住支援など具体策を紹介した。姫路城の修理や防災の取り組み、入城料値上げについても語った。

 後半の意見交換では、加西市の生徒が「市の補助で、中学生のときに英検を無料で受けた。モチベーションになるので、姫路にも制度があれば」と提案。「姫路駅周辺にごみが多い。ごみ箱を増やして」などの意見もあった。清元市長は人件費の問題などを挙げて自らの考えを述べ、生徒とのやりとりを重ねた。

 1年の高山苺空(まいら)さんは「ごみ箱を増やすのは簡単でないと分かった。姫路城など、地元について知ることができて良かった」と話した。(網 麻子)=9月19日付朝刊姫路版

[写真説明] 姫路女学院高校.jpg清元秀泰姫路市長(奥右から3人目)と意見交換する姫路女学院高校の生徒ら=姫路市豊沢町