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「社会人基礎力」の醸成へ 流通科学大学で本紙連携講座

250701流通科学大学IMG_4999.JPG 流通科学大学(神戸市西区)と神戸新聞社が連携した新聞活用講座が7月いっぱい、1年生約700人を対象に開かれた。流通科学大学では「社会人基礎力の醸成に新聞講読が最適」として、2019年度から1年生に「新聞を読む」と題した講義の履修を義務づけている。

 連携講座は、昨年度から始まった。NIE・NIB推進部の冨居雅人部長、三好正文シニアアドバイザーが講義を担当。計8回、新聞の読み方や特長を紹介しながら、ネット時代の失敗しない情報収集法や、時代を読み解くためのメディアリテラシーの身につけ方などを演習を交えて解説した。

 18歳成人、18歳選挙権の時代を迎えて大学生のメディアリテラシー力は重要視されており、竹内信行経済学部准教授は「関心の広げ方や確かな情報の見分け方など、実践的内容が直接聞けて、学生にはよい刺激になる。新聞を読む習慣につながれば」と話した。

【写真説明】流通科学大との連携講座で講義する神戸新聞社の冨居雅人NIE・NIB推進部長=神戸市西区学園西町3