新聞作りやインタビュー方法学ぶ 芦屋・潮見中
新聞作りやインタビューの方法を学ぶ出前授業が6月6日、芦屋市立潮見中学校であり、1年生約110人が参加した。NIE・NIB推進部の網麻子次長が講師を務め、「記事の基本は5W1H。いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように―を意識し記事を書こう」と呼びかけた。
網次長は、新聞は網羅性や一覧性があり、たくさんの人が関わって作ることを紹介。「交流サイト(SNS)と異なり、記事は複数のチェックを経て世の中に出ている」と話した。
新聞作りでは、5W1Hの大切さや、見出しは本文の「究極の要約」であることなどを説明。インタビューのポイントとして、質問を事前に考えることや、具体的に尋ねることなどを挙げた。
生徒たちは朝刊を広げ、新聞の特長を確かめたり、定価が書かれた場所を探すクイズを楽しんだりした。今後、校外学習の新聞を作る予定。
【写真説明】朝刊を使って行われた出前授業=芦屋市立潮見中学校
★生徒の感想
【繪本悠喜さん】 インタビューのポイントで「質問を三つくらい考えておく」「相手の顔を見る」というのが印象に残った。新聞は、いろんな人が関わり、チェックし、時間と手間をかけて作っていることがよく分かった。校外学習新聞は僕自身が楽しんで作る。読者に校外学習のときの雰囲気が伝わるようにしたい。
【下村咲蘭さん】 見出しの話が印象に残った。読者に興味を持たせたり、10字程度にしたりするのは、難しい作業だと思った。校外学習で、私たちの班だけが取り組んだアスレチックがある。どんなふうに感じたかを校外学習新聞で伝わるようにしたい。
【和家凜花さん】インタビューポイントで「おしゃべりを楽しむつもりで」というのが印象深かった。質問者がかちかちにならないことが大切だと思った。校外学習新聞は、文章で表現するのは難しそうだが、楽しさが伝わるように書きたい。