新聞通し視野を広げよう 姫路女学院高で神戸新聞ゼミ
2025年06月05日
姫路女学院高校(姫路市豊沢町)の土曜講座「リベラルアーツゼミ2025」の一つ、神戸新聞ゼミが始まった。新聞を使って、情報を読み解き、発信する「メディアリテラシー」を身に付けることを目指す。
講師は神戸新聞の記者らで、「情報を活用し、播磨の未来を考えよう」をテーマに、18歳選挙権▽ジェンダー▽防災―など全8回の講座を実施する。1、2年生9人が受講する。
初回はNIE・NIB推進部の網麻子次長が「『情報の偏食』に気を付けよう」と題して講義した。朝刊を用い「新聞は網羅性や一覧性があり、紙面をざっと見ることで、視野を広げられる」と解説。交流サイト(SNS)は、利用者が好ましいと思う情報が偏って届くため「新聞やテレビなど、複数の情報源を利用しよう」と呼びかけた。
1年の山端彩さん(16)は「新聞はいろんなジャンルのニュースを知ることができる。普段触れる機会がなく、興味深く、おもしろいと感じた。積極的に読んでみたい」と話していた。=6月4日付神戸新聞朝刊姫路版
【写真説明】朝刊を開き、指示された記事を探す生徒ら=姫路女学院高校