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1票の大切さ学ぶ 市西宮高2年 本紙社員が授業

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 1票の大切さを学ぶ「主権者教育」の出前講座が3月10日、西宮市高座町の市立西宮高校であり、2年生約310人が参加した。生徒たちは今年4月から順次18歳になり、選挙権をもつ。講座は神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「選挙は税金の使い道や社会のルールづくりに自身の意見を反映させるチャンス。投票に行こう」と呼びかけた。

 生徒たちは「大学までの学費無償化」をテーマにした選挙シミュレーションゲームを体験した。生徒5人が18歳女子高校生や60代の会社社長にふんし、意見を表明。最後には無償化を強く主張する女子高校生に若い有権者の共感が集まるという想定で、「選挙には風が吹く」のを体感してもらった。

  昨年11月の兵庫県知事選はSNS(交流サイト)が台頭し、選挙報道は混迷を極めた。三好アドバイザーは「SNS上の偽情報対策を強化するのが急務」と話した。

 関心のある政治課題について話し合う時間も。三好アドバイザーは「政治課題を自分ごととしてとらえ、弱者を守る視点を大切に、1票の力を信じて投票しよう」と力を込めた。

[写真説明]関心のある政治課題について意見を交わす生徒たち=西宮市立西宮高校

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