新聞の仕事、阪神・淡路大震災を知ろう 宝塚・長尾台小
2025年02月25日
新聞社の仕事や阪神・淡路大震災について知る出前授業が1月28日、宝塚市長尾台1の長尾台小学校で行われた。神戸新聞NIE・NIB推進部の網麻子次長が講師を務め、5年生約50人が参加した。
網次長は、新聞について記者が記事を書き、デスクが手直しし、編集会議で掲載内容を決め、整理部記者がコンピューターを使って紙面化するなどして、完成させていることを解説。「たくさんの人が情報を集め、チェックして作っていることが分かったね。ティックトックやユーチューブと比べてみて」などと、児童に語りかけた。
また、阪神・淡路大震災を取材した体験を基に、亡くなった6434人のうち921人が、避難生活に伴う体調悪化などで生じる「災害関連死」だったことを説明。昨年1月にあった能登半島地震でも災害関連死が多発していることに触れ、「どうしたら防げるか考えていこう」などと話した。
子どもたちが新聞を手に、新聞クイズを楽しんだり、子ども向けのページを読んだりする時間もあった。
[写真説明]新聞社の仕事について学ぶ子どもたち=宝塚市立長尾台小学校