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記事使い太平洋戦争学ぶ 神戸・有野中生、記者が沖縄戦解説

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 新聞記事を使って太平洋戦争について学ぶ授業が、神戸市北区藤原台中町5の有野中学校であった。5月の修学旅行で沖縄へ行く予定の2年生191人が、平和について考えた。

 同校は平和学習に力を入れており、授業の前日に沖縄戦当時、沖縄県知事を務めた現在の須磨区出身の島田叡(あきら)を描いた映画「島守の塔」を鑑賞した。

 授業の前半は、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、兵庫県の戦争遺跡などについて解説。後半は報道部の津谷治英記者が島田叡(あきら)をテーマに話した。

 津谷記者は本紙記事を引用し、沖縄戦の犠牲者は20万を超え、半分が民間人だったと説明。激戦の地で島田知事は住民の疎開、食糧確保に奔走し、一人でも多くの命を守ろうとしたと紹介した。生徒らは神戸の先輩の足跡を知り、うなずきながら聞き入った。=2月25日付神戸新聞朝刊神戸版

[写真説明]沖縄戦と島田叡の話に聞き入る生徒ら=有野中学校

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