神戸新聞アドバイザーが講師に
神戸市立高倉中学校(同市須磨区高倉台1)の2年生132人は就業体験「トライやる・ウィーク」の一環として、11月11~15日、市内各事業所で働いた体験をまとめて12月に校内発表する。11月7日、同校で就業先で何を、どう取材したらいいかを学ぶ授業があった。
講師を務めた、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーは「働くことの楽しさのほか、やりがいや大変さ、工夫したこともメモしよう」「その仕事の魅力を自分の言葉で表してみよう」と呼びかけた。
生徒たちは幼稚園や小学校、ホテル、スーパー・コンビニ、飲食店、動物病院、美容院、工場など51カ所で働く予定。授業では「それぞれの事業所で何を体験したいか」を話し合った。
三好アドバイザーは、働いている人たちに話を聞くとき、具体的に聞く▽職場のにおいや音、雰囲気もメモするーなどもポイントとして挙げた。「より具体的に書くと、記事の正確さがアップし、においや音などディテール(細かいところ)を書くと、豊かな文章になる」と説明した。
生徒たちは次回11月21日、三好アドバイザーから記事の書き方や発表資料のまとめ方を学ぶ。
[写真説明]「トライやる」で取り組みたいことを話し合う生徒たち=高倉中学校
11月21日は三好アドバイザーが発表資料のまとめ方を説明した。
まず、生徒たちは「『トライやる』の体験で一番印象に残ったことは何か」を話し合い、それぞれ30字以内にまとめた。生徒たちは「幼稚園児と泥団子を作ったのが楽しかった」「ホットドッグ店のお客さまとのコミュニケーションの取り方に感心した」などと5日間を振り返った。
各事業所の仕事内容や「働いた後の気持ち」を発表する時間もあった。三好アドバイザーは「トライやるの体験を夢を見つけるきっかけにしよう」と呼びかけた。
[写真説明]イチオシの体験を30字以内にまとめる生徒たち=高倉中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。