記者派遣

「阪神・淡路」の体験 高校生に 姫路・網干高

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神戸新聞紙社員が出前授業

 網干高校(姫路市網干区新在家)で、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー(64)が「阪神・淡路大震災」をテーマに出前授業を行い、2年生40人が参加した。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。各地の防災施設を巡りながら地域防災について調べる「防災ツーリズム」に取り組むのを前に、29年前の震災について知ろうと出前授業を企画した。

 9月25日にあった授業で三好アドバイザーは震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務をしていた体験などを語り、「当時を知らない世代が、震災のことを語り継いでほしい」と呼びかけた。「能登半島地震や先日の能登の豪雨など、災害が頻発している。一つ一つの災害から学ぶことが大切。『備え』にゴールはない」と強調した。

 2年生の一井陽人さん(17)は「授業で得た知識を自分たちの防災活動に生かしたい」と話した。=10月2日付神戸新聞朝刊姫路版

[写真説明]阪神・淡路大震災について学んだ出前授業=網干高校

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