神戸新聞アドバイザーが講師に
神戸市東灘区住吉本町1の甲南小学校で7月9日、取材のポイントなどを学ぶ授業があり、3年生56人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
3年生は7月16~18日、4年生とともに養父市の鉢伏高原を訪問し、ハイキングやキャンプファイア、飯ごう炊さん、魚つかみ、ロープクライミング、星空観察、キーホルダー作りなどを体験、後日、取材したことを新聞にまとめる。
取材のコツとして、三好アドバイザーは、楽しいだけでなく、苦労や工夫したこともメモする▽具体的なこと(例えば、山頂の風のにおい、ハイキングで覚えた脚の痛み、魚のヌルヌルした感触、キャンプファイアでの歌声)をメモする―などを挙げた。
「特に面白かったところを強調したり、感動したことを具体的に書いたりしよう」と呼びかけた。
記事の書き方や紙面レイアウトの仕方では、取材した人の「生の声」を書く▽感想を書く▽トップ記事や紙面真ん中の記事を目立たせる▽記事と写真は適量を心がける―などと助言した。
児童たちは「どのプログラムが楽しみなのか」「なぜ、楽しみなのか」「どんな体験をしたいのか」を発表。キャンプファイアで歌う曲を合唱したり、歌の振り付けを披露したりして出発の日に思いをはせた。
[写真㊤]授業では「トップニュースにどの活動を選び、どう取材するか」を考えた=甲南小学校
※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。