記者派遣

「トライやる」新聞を製作 姫路・家島中

240528iesimatyuu.JPG神戸新聞アドバイザーが講師に

 今年6月の就業体験「トライやる・ウィーク」での体験を新聞にまとめよう―と5月28日、姫路市家島町宮の家島中学校で、取材のノウハウを学ぶ授業があり、2年生7人が参加した。

 生徒たちは6月3~7日、島内外の幼稚園や小学校、スーパー、造船会社、水産会社、姫路科学館で働く予定。「スーパーで廃棄食材のことを学びたい」「科学館でプラネタリウム投影の案内をしたい」「水産会社で網の引き上げを体験したい」などと抱負を語った。

 授業では、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーからインタビューや取材のコツを学んだ。三好アドバイザーは「働く人たちにやりがいや苦労を聞こう」「一番有意義だった体験は何か考えよう」「訪問先のにおいや音、雰囲気もメモしよう」と呼び掛けた。

 生徒たちは6月11日、三好アドバイザーから記事の書き方や紙面レイアウトのポイントを学ぶ。

[写真説明]「トライやる・ウィーク」の抱負を語る生徒=家島中学校

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 生徒たちは6月11日、三好アドバイザーから新聞作りのノウハウを教わった。

 まず、「トライやる」の体験のうち何をトップ記事にするかを話し合い、それぞれ30字以内にまとめた。生徒たちは「幼稚園児と仲良くなった」「児童とかるた遊びで交流した」「(姫路科学館で)恐竜や生物の説明ができるようになった」「部材品から工作物を作った」「シラス漁に同行した」などと5日間を振り返った。 食料品店で働いた生徒2人は「見やすさを考え、商品を並べた」「工夫しながらパンを陳列した」と話した。

 それぞれの事業所で感じたにおい、聞こえた音や声などを発表する時間もあった。

 三好アドバイザーは「記事を書くことで体験がリアルになる」と話し、「働くことの楽しさや大変さ、やりがいを自分の言葉で表そう」と呼び掛けた。

[写真説明]「トライやる・ウィーク」の思い出を話し合う生徒たち=いずれも家島中学校

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。