2024年5月アーカイブ

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 お互いにインタビューしたことを新聞にまとめる出前授業が5月29日と31日、西宮市宮前町3の浜脇中学校であり、2年生計30人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。三好アドバイザーは「友達の良いところをたくさん記事にしよう。友達を応援する気持ちで新聞をつくろう」と呼び掛けた。三好アドバイザーはインタビューで大切にしたいこととして、具体的な質問をする▽知ったかぶりせず、素朴な質問をする▽こちらがしゃべりすぎない―などを挙げた。

 さあ、インタビュー開始。生徒たちは「好きなもの・趣味・特技」をテーマに質問し合った。得意なものではサッカーや水泳など各種スポーツや楽器演奏、バトントワラー、お菓子づくりなどが上がった。趣味も読書、ゲーム、アニメ、昆虫を調べるーと多彩。好きな人として野球やサッカー選手の名前が挙がった。

 将来の夢として「ノンフィクションを書きたい」「システムエンジニアになりたい」と話す生徒や、特技として「30秒以内で眠れること(ただし、布団に限る)」を挙げた生徒もいた。

 聞き手の生徒は熱心にメモを取り、相手が話している写真も押さえた。それぞれB4判の用紙に記事を書き、写真を貼り付け、見出しを付け、紙面を完成させた。新聞の名前も各自で考え、「○○さんの豆知識」など工夫が凝らされた。

 続いて、三好アドバイザーは「新聞記者の仕事」をテーマに講演。自身が記者を目指した理由として「祖父が第二次大戦で戦死していることで、平和な世界を築き、命や弱い人を守る仕事をしたかった」と振り返った。

 新聞の役割として「権力監視」を挙げ、「監視し続けていくのは大変だけど、やりがいでもある」と話した。

[写真㊤]インタビューする生徒たち=5月31日、いずれも浜脇中学校[写真㊦]友達の趣味や特技を新聞にまとめる生徒たち=5月29日

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※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。

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 4泊5日の自然学校の体験を新聞にまとめよう―と5月30日、姫路市網干区浜田の網干西小学校で、記事の書き方や紙面レイアウトのポイントを学ぶ授業があり、5年生57人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 児童たちは5月13~17日、姫路市山田町南山田の藤ノ木山野外活動センターでスペシャルカレーを調理した野外炊飯や、キャンプファイア、革細工作りなどを楽しんだ。香呂小学校(姫路市香寺町香呂)の児童たちとの交流会もあった。

 授業では、三好アドバイザーが「感動したことや苦労したことを具体的に書こう」「野外炊飯で調理したカレーのおいしさを自分の言葉で表してみよう」と呼びかけた。児童たちは何をトップニュースにするかを話し合い、同校から異動した先生がサプライズ登場したキャンプファイアや、ろうそくの明かりの中で語り合ったキャンドルサービスなどを挙げた児童がが目立った。

 2種類のカレーを作った野外炊飯や部屋でのトランプ遊び、弁当作りを挙げた児童もいた。

 児童たちは楽しかった体験の「5W1H」を振り返り、見出しの付け方なども学んだ。紙面レイアウトについて、三好アドバイザーは「トップ記事が大きく見えるよう工夫したり、紙面の真ん中に少し目立つ記事を置いたりすると、読みやすい新聞ができるよ」とアドバイスした。

 後日、児童たちは数人の班ごとに新聞を製作する。

[写真㊤]講師の「キャンプファイアは楽しかった?」「カレー作りは楽しかった?」の質問に、一斉に手を挙げる児童たち=いずれも網干西小学校[写真㊦]自身のイチオシニュースは何か、話し合う児童たち

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※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。

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 兵庫県内の中学2年生が地域の事業所などで働く「トライやる・ウィーク」。生徒がそれぞれの職業体験を振り返り、個人新聞をつくる取り組みが今年も活発で、兵庫県NIE推進協議会が各地の中学校で、取材と新聞製作のノウハウを伝える出前授業を行っている。一部の学校では、新聞社の仕事やその役割についても説明している。講師は、神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザー。

 ◆明石市立大蔵中学校(2024年5月20日、対象・2年生184人) 記事はこちら

 ◆明石市立高丘中学校(2024年5月23日、6月10日、対象・2年生121人) 兵庫県NIE推進協議会の独自認定校。記事はこちら  

 ◆姫路市立夢前中学校(2024年5月27日、6月10日、対象・2年生133人) 記事はこちら

◆姫路市立家島中学校(2024年5月28日、6月11日、対象・2年生7人) 記事はこちら

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 今年6月の就業体験「トライやる・ウィーク」の体験を新聞にしよう―と、5月20日、明石市西朝霧丘4の大蔵中学校で、取材のポイントや記事の書き方を学ぶ授業があり、2年生184人が参加した。神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 生徒たちは学校やスーパー、ファストフード店、介護施設など約85事業所を訪問する。「幼稚園で子どもとの関わり方を学びたい」「自宅近くのコープで店員さんにどんな仕事をしているかを聞きたい」「老舗のあなご店で働くのが楽しみ。アナゴの焼き方などを知りたい」などと抱負を語った。

 三好アドバイザーは、取材の仕方として、5W1Hを押さえた上で、働くことの楽しさや苦労、やりがいは何だったかを書く▽その仕事の魅力を自分の言葉で表してみる▽事業所のにおいや音、雰囲気を書く―などを勧めた。インタビューは「具体的に聞く、変化を聞く、比較して聞く」「素朴な質問を大切に」などとアドバイスした。

 記事の書き方では、書き出す前に仮見出しを考える▽テーマを意識しながら書き進める―などのポイントを挙げた。

 三好アドバイザーは「トライやるを夢を見つけるきっかけにしよう」と呼び掛けた。

[写真説明]訪問する事業所で取り組んでみたいことを話し合う生徒たち=大蔵中学校

 ■須磨友が丘高校(4月26日、対象・1年生240人)神戸新聞NIE・NIB推進部の三好正文シニアアドバイザーが、新聞の特長や読み方をテーマに授業を行った。生徒たちは新聞から気になる記事を選んで疑問点をネットで調べたり、兵庫の地名の入った記事を探したりするワークショップにも取り組んだ。

生徒の感想