記者派遣

新聞の作り方 流れ知って 神戸・夜間中学で産経新聞記者が公開授業

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 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の公開授業が1月31日夜、神戸市須磨区の同市立丸山中学校西野分校(夜間中学校)で行われ、産経新聞神戸総局の香西広豊記者が「新聞ができるまで。正しい情報を伝えるために」をテーマに講義した。

 授業を受けたのは18歳から70代までの男女約10人。香西記者は新聞ができるまでの流れを説明した後、新聞記事について「記者が現場を取材し、書かれた記事は何度もチェックされ信頼度が高い」「事件・事故のニュースだけでなく、日本の四季に合わせた伝統行事なども知ることができる」などと紹介。「新聞には幅広く情報が載っている。まずは、興味のある記事の写真や見出しから見てみてほしい」と呼びかけた。

 授業を受けたネパール出身のカンデル・ビンタさん(18)は「新聞の仕組みや、新聞で情報を詳しく知ることができると分かった。観光地の記事を読んでそこに行ってみたいと思った」と話した。

 同校は、生徒の8割が外国人で、戦争や貧困などの事情で義務教育を十分に受けられなかった生徒が学習に取り組んでいる。同校では、各教科で新聞が活用されており、授業以外でも生徒たちが気軽に手に取れるように廊下の机に新聞を置くなどしている。=2月2日付産経新聞朝刊神戸・阪神、播州版

[写真説明]新聞制作の流れなどを説明する香西広豊記者=神戸市須磨区

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。