2月8日:神戸新聞本社で開催 参加者50人
【参加者の感想】順不同
兵庫県立家島高校教諭 吉崎 瑞希
本校は地域の方々からの支援で、毎朝、新聞が4社分届くようになっています。しかし、どう活用するかなど私自身も模索しているところでした。現在は朝の時間に教員が選んだ記事を生徒に読ませることや、総合的な探究の時間に情報収集の手段として新聞を使っています。地歴・公民科の教員として新聞を活用する手法をもう少し勉強したいと思い、今回、NIE(教育に新聞を)実践発表会に参加させていただきました。
まず、三好正文事務局長の記者講演では朝刊1つでたくさんの活用があることを知りました。実際に私も〇〇の記事を探すなどやってみて楽しかったです。最近はネットニュースなどによって情報が簡単に手に入りますが、新聞の特徴である「網羅性」「一覧性」などは生徒にも実感してほしいと感じました。
次に小中高それぞれの実践について発表がありました。特に小学校の実践発表の中で、紙かデジタルか子どもたちに委ねることや、「情報の作り手」として情報処理の力を養う取り組みをされていることなどは非常に驚きました。小学校・中学校での積み重ねが高校につながっていると実感しました。
私は、これまで新聞を教材の1つとして、こちらから与えるという方法しか考えていませんでした。しかし、生徒自身に興味のある記事を探してもらって調べ学習により内容を深める、それを生徒間で共有して、さらに深めるなど、多様な活用方法があることを知りました。ぜひ、学校でチャレンジしてみたいです。実践発表の先生方、貴重なお話をありがとうございました。
佐用町教育委員会 古河 光弘
初めてNIEの会に参加させていただいたのですが、本当に密度が濃いので驚きました。
三好正文事務局長からは、新聞を使って授業を盛り上げるアイデアをたくさんいただきました。
豊富小中学校の川村先生からは、「子どもたち自身で新聞をつくる」という取り組みを学ばせいただきました。
南武庫之荘中学校の中嶋先生からは、言葉を大切にした「新聞を使った授業」の数々を教えていただきました。
県立西宮高校の三木先生からは、新聞を使った「総合的な探求の時間」についての取組を教えていただきました。
新聞の価値については、もちろん知っていたつもりですが、使い方を工夫するだけで、こんなにも有効なアイテムになるとは、目から鱗の連続でした。
学んだ視点を現場へ伝達することにより、新聞への認識を高めたいと思いました。
貴重なご提言の数々、本当にありがとうございました。