記者派遣

阪神・淡路大震災 神戸新聞社員が語る 神戸・白川小

 240123sirakawasyou1.JPG「阪神・淡路大震災」をテーマにした防災授業が1月23日、神戸市須磨区白川台7の白川小学校であり、5年生52人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 29年前の大震災当日、神戸・三宮の神戸新聞本社で宿直勤務をしていた三好アドバイザーは震度7の瞬間の様子や、社のホストコンピューターがダウンし、京都新聞社に新聞発行を依頼するまでの経緯などを語った。

 元日に発生した能登半島地震に触れ、「被災地の惨状が阪神・淡路と重なる。なぜ、犠牲者を救えなかったのか、悔しさが募る」と話した。

 同地震について、北陸の地方紙・北國新聞が伝える生活情報の紙面を紹介し、「阪神・淡路でも読者にどこに行けば風呂に入れるかなどの生活情報を提供したり、読者を励ましたりする記事が求められた」と29年前を振り返った。

 「新聞は相次ぐ災害を記録しなければならない。震災を知らない世代が教訓を語り継ぎ、南海トラフ巨大地震に備えたい」と締めくくった。

[写真㊤]阪神・淡路大震災時の新聞発行について話す三好アドバイザー=いずれも白川小学校[写真㊦]災害時に使える新聞紙スリッパを作る児童たち

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※「わたしの感想NIE」に児童の感想を掲載しています。

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