神戸新聞アドバイザーが講師に
発生から29年がたつ阪神・淡路大震災を学ぶ授業が1月15日、神戸市須磨区横尾5の横尾小学校であり、6年生41 人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務め、「災害は繰り返す。備えにゴールはない」と強調した。
同校は日本新聞協会のNIE実践校で、昨年度から、同じく実践校の須磨友が丘高校(同市須磨区友が丘1)とともに新聞記事を活用した震災学習などにも取り組んでいる。
三好アドバイザーは阪神・淡路大震災の発生時、神戸・三宮にあった神戸新聞本社で宿直勤務だった。当時の取材を振り返り、「現実を伝えることで、全国に助けを求めたい。祈りにも似た気持ちで記事を書き続けた」などと話した。
元日に発生した能登半島地震について、「1・17の記憶と重なる。被災地を支援する報道を続けたい」と話した。
[写真説明]宿直勤務時に阪神・淡路大震災に遭った体験を語る三好アドバイザー=横尾小学校
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