神戸新聞アドバイザーが講師に
姫路市豊富町御蔭の豊富小中学校で11月10日、1票の意義を考える「主権者教育」の授業があり、中学3年生に相当する9年生83人が参加した。同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが若者が投票する重要性を伝えた。
同校は「主権者教育」に力を入れており、今後、マスコミの選挙報道について学ぶほか、模擬投票なども検討している。
三好アドバイザーは「大学学費無償化」などをテーマにした選挙シミュレーションゲームや、国の予算額から「1票の価値」を換算する実践を通し、生徒たちに「選挙に行かなければ意見が反映されず、ひどく損する」ということを体感してもらった。
生徒たちが、グループごとにどの争点に関心があるか意見交換する場もあった。三好アドバイザーは「将来の選挙に向けて、各政党の主張を調べてみよう」と呼びかけた。また諸外国の例として「ベルギーやオーストラリアなど国政選挙で義務投票制を採用している国がある。エストニアではネット投票を導入している」と説明した。
[写真説明]関心のある政策課題は何か―。意見交換する生徒たち=豊富小中学校
どの争点に関心があるか 生徒たちが選んだ争点と選んだ理由(一例)
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。