神戸新聞アドバイザーが講師に
今年6月の就業体験「トライやる・ウィーク」で見聞したことを新聞にしようーと5月23日、加古川市加古川町備後の加古川中学校で、取材やインタビューのコツを学ぶ授業があり、2年生295人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
生徒たちは6月5~9日、美容室や飲食店、介護施設、電器店などで働く予定で、「釣具店で釣竿2本は売りたい」「記者に興味があり、新聞社を訪問するのが楽しみ」などと抱負を語った。
三好アドバイザーは、取材の仕方について、「5W1H」を押さえる▽ある程度下調べしておく▽具体的に質問する▽情景描写や自分が感じたこともメモしておくーなどとアドバイス。生徒たちに「訪問先では敬意をもって話を聞こう」「『トライやる』を夢を見つけるきっかけにしよう」と呼びかけた。
生徒たちは次回6月14日、三好アドバイザーから新聞づくりのノウハウを学ぶ予定。
[写真説明]訪問先のどんなところに関心があるか話し合う生徒たち=加古川中学校
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生徒たちは「トライやる・ウィーク」の体験を新聞にまとめるのを前に6月14日、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーから新聞づくりのポイントを教わった。
まず、「何を一番記事にしたいか」を30字以内でまとめ、数人ずつで意見交換。小学校で就業体験した生徒は「児童にどう教えたらいいか、大変な仕事だと感じた」と話した。
三好アドバイザーは、記事の書き方について「正確に書くとは具体的に書くこと」と強調。「主語と述語を近づけることや、マンネリ表現を避けることも大切」と話した。レイアアウトでは「メリハリとバランスを考えよう」と呼び掛け、「紙面中央に写真や絵を置くと、紙面が引き締まる」「横見出しや横書き記事を入れると視覚効果がある」などとアドバイスした。
記事に見出しを付けるワークショップも行った。
[写真説明]「トライやる・ウィーク」で楽しかったことや苦労したことを話し合う生徒たち=加古川中学校
※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。
※この「トライやる新聞づくり」の授業は、兵庫県NIE推進協議会がNIE(教育に新聞を)活動の一環として取り組んでいます。日本新聞協会NIEサイトにも「『トライやる』新聞をつくろう」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら
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