記者派遣

「多角的視野を持とう」 神戸・須磨友が丘高 毎日新聞記者が講演

221215sumatomogaokakoumainiti.jpg

 新聞を教育に活用するNIE(教育に新聞を)活動の一環として、県立須磨友が丘高校(神戸市須磨区)で12月15日、毎日新聞神戸支局の中田敦子記者(28)が講演した。1年生224人を前に、記事ができる過程を紹介し、「多角的な視点を持とう」と訴えた=写真(同校提供)

 中田記者は、盗撮の疑いで逮捕された男性とその恋人の女性を追った記事を題材に、盗撮行為の検挙件数が増えている実態や、事件を巡って繰り広げられる人間模様を紹介。「一つの事件の裏には、加害者やその周囲の人、被害者に、それぞれの思いがある。ニュースを見る際は広い視野を持って考えてほしい」と話した。

 講演を聞いた藤川颯月(さつき)さん(16)は「事件の背景を知ることができて面白かった」。海野舞玲(まいれ)さん(15)は「SNSの普及でいろいろな視点を持つことが大切になる。新聞を読んでみようと思った」とそれぞれ話した。=16日付毎日新聞朝刊神戸版

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。