教育現場で新聞を活用する「NIE」活動の一環として、姫路市立大塩小学校(同市大塩町)で9月27日、産経新聞神戸総局姫路駐在の小林宏之記者が、6年の2クラスで授業を行った=写真。児童たちは、普段あまり出会う機会のない新聞記者の話に耳を傾けた。
今年度、日本新聞協会からNIE実践校の指定を受けた同校では、校内に新聞コーナーを設けたり、6年生が修学旅行をテーマにした新聞を製作したりしている。それでも、新聞が身近な存在でない児童が多いことから、この日は「新聞を読んでみよう」と題して授業が行われた。
小林記者は、新聞社の仕組みやそれぞれの部署、記者の役割などを説明。自身の職歴と取材に使うツールの変化なども合わせて紹介した。「ワープロ」「ポケベル」「iモード」などの語句にぽかんとする児童たち。小林記者は大塩町で取材したノジギクの群落や七夕飾り、初盆提灯などの記事を示し、「この町にはニュースがいっぱい。豊かな自然や独特の伝統文化を誇りに思って」と呼びかけた。=28日付産経新聞朝刊阪神・神戸版、播州版、但丹版、淡路版
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