お知らせ

2022年度NIE実践指定校 県内23校の抱負<継続校編>

 2022年度のNIE実践指定校全23校(内定)の校長と実践代表者から本年度の抱負が届いている。多様な取り組みが並ぶ。まずは、継続校からー。(敬称略)

 興味から深い学びにつなげる
 【神戸市立淡河小】
        校長    黒井 陽子
        実践代表者 藤岡 絵美
 前年度は、県NIE推進協議会の講師の助言のもとに、学年を問わずさまざまな教科で、新聞を活用することができた。また、地域を取材したことを発表する機会を小規模校との交流の授業で実施することができた。本年度は、高学年の授業に焦点を合わせて、「自分の興味・関心に合わせて新聞を進んで活用していくことのできる児童の育成」を目指す。

 情報を比べ読み取る力
 【尼崎市立立花南小】
        校長    平岩健太郎
        実践代表者   山川 和宏
 前年度の実践を通して、社会への関心の高まりが見られたことを踏まえ、本年度はさらに社会で起こっている出来事を自分ごととして捉え、自分の考えを持てるようにしていきたい。そのためにも、事実の切り取り方には情報を発信する者の主観が入っていることに気づき、いくつかの情報を比較しながら、事実と意見を区別して読み取る力を身につけさせたい。

 対話を通し考え広げる
 【養父市立宿南小】
        校長    増田真知子
        実践代表者 栄羽 麻里
 前年度は取り組みを通して、新聞が児童の生活に身近な存在となり、表現する喜びや楽しさを味わうことができた。本年度は、引き続き県内の小規模校との交流も継続し、表現力や情報発信力をさらに身につけさせたい。また、児童の主体的かつ探求的な学びとなるよう効果的に新聞を授業や特別活動等に取り入れ「対話を通して、自分の考えを広げ、深めようとする児童の育成」を目指したい。

 情報リテラシーを高める
 【神戸市立神陵台中】
         校長    常光 由起子
         実践代表者   山元 公大
 本校はNIE実践指定校2年目となる。前年度に引き続き、生徒が新聞に親しめる環境づくりを目指すとともに、新聞をきっかけとした情報の取り扱い方・情報リテラシーをより一層向上させたい。そして新聞だけでなく、さまざまなメディアとの向き合い方も指導していきたい。また本年度は、新聞記事を批評的に読み、自分の考えを形成する力を高めていきたい。

 言語・情報発信力育成
 【尼崎市立南武庫之荘中】
        校長    屋敷 成治
        実践代表者 中嶋    勝
 21年度同様、国語科を中心にNIE活動に取り組む。1、2年生では新聞を読む機会を増やすことで新聞に親しみ、コラム写しを通じて文章力を磨く。3年生では新聞ノートを使い、記事を要約して読解力を伸ばし、200字の感想を書くことで自分の考えを表現する。さらに記事から課題を見つけ、班での交流やクラスで発表する機会を増やして情報発信力を高めたい。

  主体的に学ぶ生徒育成
   【加古川市立志方中】
            校長           廣居  洋三
            実践代表者   小山  真輔
 本校は、実践指定2年目となった。前年度の活動で新聞に関心を持つ生徒が増えたように思う。本年度は、より新聞に関心を持たせ、社会的事象・事件について、さまざまな視点から考え、考察し、判断できる生徒の育成を継続する。そして、主体的に学習を進められる生徒の育成を目指す。本年度は、新聞閲覧方法の変更や、授業で新聞ワークシート等を継続活用していきたい。

  現代の諸課題に取り組む 
 【神戸山手女子中高】
        校長      平井 正朗
        実践代表者   福永 博行
 21年度は新聞を活用した探求型学習を行い、社会問題へのアプローチによる課題発見・解決力の育成を試みた。本年度は、社会科が起点となって他教科と連携しながら、教科の枠では収まらない現代的な諸課題に取り組むことを目標とする。一つの記事から多面的に考察する力を養うなど、新聞を用いた教科横断的な学習の新たな可能性を探りたい。

 「新聞の表現力」活用
 【県立伊川谷高】
        校長     衣笠 正人
        実践代表者  福田   浩三
 コミュニケーション能力向上の手段として新聞のもつ表現力・情報伝達能力を活用する本校での教育実践も2年目となる。本年度は「表現する」を中心に、「やさしい日本語」を活用しながら、生徒がより正確に考えを伝えるための手法について学習する。生徒自身が興味を持ったテーマについての内容をまとめたはがき新聞を作成し、生徒同士の相互評価を行うことで、さらなる学習につなげていく。

 人・社会への関心を高める
 【県立播磨特別支援学校】
        校長     下雅意一之
        実践代表者  志水幸広
 実践指定校2年目の本年度は、知的部門の3年生を中心に実践を継続する。前年度に引き続き、さまざまな形で新聞に触れる機会を設け、自ら情報収集、情報伝達することに楽しみを見いだすことを目指す。そして、自分たちが生きる社会への興味関心を高めることで、主体的に人と関わろうとする意欲やコミュニケーション能力の向上へとつなげたい。