2022年度は県NIE推進協の独自認定校として3校を指定する。抱負を紹介する。(敬称略)
ネットと紙の利点生かす
【姫路市立豊富小中】
校長 山下 雅道
前期実践代表者 前野 翔大
後期実践代表者 井上 佳尚
GIGAスクール構想のスタートにより、本校では授業や行事など、児童生徒の学校生活が大きく変化した。本年度からは、これまでの「つくる」「つかう」はもとより、ICTを活用し、協働学習による非認知能力の向上や、ネットと新聞のそれぞれの利点を生かしたメディアリテラシーを高める活動を、今回の実践を通じてさらに推し進めたいと考えている。
地域課題解決へNIE活用
【県立兵庫高】
校長 福浦 潤
実践代表者 岩見 理華
本校は、「総合的な探究の時間」を中心に、SDGsの視点に基づく世界の課題につながる地域の課題を解決する提言を行う教科横断的な探究活動に取り組んでいる。NIEの新聞記事の活用や記者派遣事業は、主に探究課題設定と調査活動のまとめ方に位置付けて実施している。地域、日本、世界の課題を自分ごととして捉え、対話による多角的な視点と批判的思考力の涵養を目指したい。
問題解決力を育成する
【県立西宮高】
校長 楠田 俊夫
実践代表者 河辺有希生
本校の「総合的な探究の時間」は、SDGsに結びつけて1年次では地域的な課題、2年次ではグローバルな課題解決について、探究活動を行っている。特に、1年次では新聞記事を通して、地域につながる課題を発見し、まとめる活動を行っている。NIEを通して、生徒の問題発見能力や資料活用能力を伸長させ、主体的に課題解決策を見いだす力の育成を目指す。