記者派遣

明石西高生 「震災、現実と思えない」 阪神・淡路の経験聞く

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神戸新聞アドバイザーが講師に 

 26年前の阪神・淡路大震災をテーマにしたオンライン授業がこのほど、明石西高校(明石市二見町西二見)であり、1年生40人が参加した。神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。

 同校は日本新聞協会のNIE実践指定校。授業は、新型コロナ対策としてビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用した。

 三好アドバイザーは震災の日、神戸・三宮の本社で宿直勤務だった。当日書いた記事や当時の様子を紹介し、「災害時の人命救助で意識される『72時間の壁』も、避難所などで体調を崩して亡くなる『震災関連死』も、阪神・淡路が原点。教訓を語り継ぎたい」と強調した。

 授業を受けた西海隆晟(りゅうせい)さんは「震災当時の神戸の写真は現実とは思えなかった。大災害の恐ろしさを感じた」、林優里さんは「災害時、読者が知りたい安心情報は何かを考え、新聞製作していることが分かった」と話した。

 この日の授業は録画され、後日、ほかの1年生約240人が順次視聴する予定。=10月17日付神戸新聞朝刊明石版

[写真説明]震災をテーマに行われたオンライン授業=明石市二見町西二見(明石西高校提供)

※「わたしの感想NIE」に生徒のみなさんの感想を掲載しています。