神戸新聞アドバイザーが講師に
関心を集めた新聞記事を題材に意見交換し、オリジナルの紙面を作る授業が3月10日、姫路市豊富町御蔭の豊富小中学校であった。6年生の3クラス計88人は、それぞれ別のクラスの児童と3人一組になり、パソコンを通じてやりとりを重ねた。
同校のNIE(教育に新聞を)研究チームが企画し、神戸新聞NIX推進部の三好正文シニアアドバイザーが講師を務めた。
子どもたちは事前に神戸新聞の「写真ニュース」から選んだ記事を学習支援アプリで共有。テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝した記事や、新型コロナウイルスに感染して亡くなったタレント志村けんさんの訃報などに注目した児童が多く、それぞれ選んだ理由をパソコンに打ち込んだ。
紙面で最も大きなスペースを割くトップ原稿は投票で決め、記事の配置もパソコン上で相談して構成した。村前美月さん(12)は「読んでほしい記事を目立たせることで、内容がより伝わりやすくなると感じた」と話した。(安藤真子)=12日付神戸新聞朝刊姫路版
[写真㊤]別のクラスの同級生とパソコンで作った新聞について発表する6年生の児童=豊富小中学校[写真㊨]児童がパソコン上で意見交換しながら作った紙面の一例。大坂選手の全米オープン優勝(昨年9月)をトップ記事に選んだ
児童の感想 西尾啓介さん(12)「プロ野球や政治のニュースなど、それぞれが違う視点で記事を選んでいたのが面白かった。知ってもらいたい記事を大きくすると目に留めてもらえる」
※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。
日本新聞協会NIEサイトにも「オンラインで『まわしよみ新聞』」としてリポートが掲載されています。リポートはこちら
ワークショップの主な流れ(4月11日付神戸新聞朝刊教育面から)