2月6日・Zoom(ズーム)によるオンライン開催 参加者85人
西上三鶴・兵庫県教育長
発表された先生方、本当にご苦労様でした。日頃の学習活動の中で、新聞という素材を様々な工夫をして活用されているなあ、と素直に感じました。加えて、新型コロナの中で、大変だったと思います。これからも頑張っていただきたい。
発表内容に個々の感想ではなく、全体として受けたことを申し上げます。
まず、改めて新聞の素晴らしさでした。 教科書の内容は児童生徒の発達段階で異なるのに、新聞の内容は一つです。そして、児童生徒を主な対象として制作されている訳でもありません。なのに、小中高それぞれに応じて活用できる、直接記事を使うだけでなく、ICTの活用で新聞を作ってみるということもできる、本当に素晴らしい素材であることです。 発表で残念だったことは、新聞という素材だからできること、できたことという点の強調が少し弱かったかなと思いました。
2点目は、これからの懸念です。 教科書もノートも今は紙です。新聞も紙です。親和性がある。 しかしながら、これからは違ってきます。来年度からデジタル教科書が小学校に試行的に導入されます。一人一台パソコンで、ノートも紙でいずれはなくなるでしょう。 一方、情報の手段もデジタルが主流になっています。学校でのNIEの活動でも、紙の新聞記事をパソコンに取り込んで活用する場面がありました。 こうした流れの中で、紙の新聞はどうなるのだろうか。
いずれにしても、これからもNIEの活動を期待しています。
【参加者の感想】
<実践報告について>
・ 各校の発表も、生徒の発達段階に合わせての新聞の有効活用は、本当に勉強になりました。
・ 新聞を活用した実践は、大変参考になりました。文科省から学校図書館に複数紙の配備を推し進めるように示されていますが、実際の新聞の活用方法について理解が広がっていないように思いますので、こうした実践校の発表は大いに参考になると思います。
・3校による実践発表はNIEのヒントの詰まったものばかりで、見ごたえがありました。
・ 各学校が、発表の方法を工夫されていてとても楽しく拝見いたしました。授業や取り組みの内容はもちろんですが、これからの時代、いかに効果的に、インパクトをつけて発信していけるか、ということも大切だと思います。そういう意味でも、大変、提案性のある実践発表でした。先生方の発想の豊かさがさらに児童・生徒の新しい発想や取り組みにつながると感じました。ちなみに、日本は、プレゼン力(伝える力)をつけるような授業や研修会が大変少ないそうです。今後、学んだことを発信するための力も子どもたちにつけていかねばなりません。(発信することでさらに自分の力となります)今回たまたまこのような形の発表会になったことも結果的にとても良かったと思います。
・ 3校それぞれ工夫を凝らした発表が、今後の研究会の形の提案にもなりよかったと思いました。
・ どちらの学校も児童生徒さんの実態があり、地域性等があり、その中で素晴らしい取組をなさっておられました。ありがとうございました。やはり現場は「実践」ですね。
・ それぞれの校種の取り組みを詳しくお聞きすることができました。とくに、兵庫教育大学附属中学校のお話は、キャリア教育などの一環としても取り入れられており、大変興味深かったです。
・ 各校の三者三様の発表がとても参考になりました。リテラシーの育成の必要性は特に感じるところでした。全体を通して感じたことは、四技能の基本が揃っている児童生徒に向けてであればできるが...、という点です。本校は特別支援学校です。そのため、四技能のうちのいずれかに引っかかりがあるため、定型発達の児童生徒に対するアプローチと同じやり方では学習の効果が低いことが考えられます。逆に、この点に注目し、何らかの手立てを考えることで、NIEの実践をより良い方向で進めることができるのではと考えました。
・画面上で発表資料(パワーポイント)を見ることができ、大変わかりやすい発表だったと思います。また、それぞれの意見を画面上で送信し、参加型の発表もよかったです。(実際の場では、手を挙げて・・・という形になるのでしょうか。パソコン上では、瞬時に数が把握できるのでいいですね。)。ICTをつかった研究授業発表でもそうですが、パソコンがうまく動いてくれるかという不安は常にあります。必要以上に時間がかかったり、データを読み取れなかったりする場合があるので、前もっての打ち合わせが不可欠ですね。
・ 実際に、他の学校でどのようなことをされているのかわかり、とても参考になりました。特に、新聞の読み比べは本校でもメインとして実践していることの一つなので、今度、本校でも取り入れたいと思うことが多くありました。また、本校の実践とは違う新たな視点も知ることができ、勉強になりました。発表の方法も、参加型にしたり、映像を用意したりと工夫されていて、とても楽しいものでした。ありがとうございました。
・他の校種の実践が聞けたのが良かったです。姫路市立豊富小中学校は小中の協力体制が素晴らしいと思いました。安永先生がお一人で活動を開始されたということに驚きました。高野先生の報告にスタンプで参加させたのが楽しかったです(もっと参加してほしかったです)。
<全体について>
・ オンラインなので音声など多少のハプニングは普通にありますが、運営されている側は大変なのだろうな~と考えながら拝聴していました。本当にお疲れさまでした。
・ 参加型の実践発表が個人的には、とても良かったです。会場に集った場合は、挙手をするのかなあ? 等と考えながら参加しました。ZOOMでは、発表者が、ギャラリーの反応を見ることができないと決めつけていましたが、方法はいくらでもあるのですね。勉強になりました。スタッフの皆様も、お疲れ様でした。
・ 翌日の新聞記事にもたくさん掲載していただきありがとうございました。また、毎日たくさんの新聞を提供してくださっている各販売店にも感謝です。学校のある日、休業日等で冊数の変更も快く引き受けてくださり、本当にありがたいことです。新聞を無償でいただき、今年度はとても学習の範囲、機会が広がりました。
・ 今回はオンラインでの開催となりました。実際の会場でしか味わえない「ライブ感」というものもありますが、神戸で開催された場合、但馬・養父市からの移動を考えますとオンラインでの開催は有難かったです。
・ リモートということもあり、参加もしやすく、深くを聞きすることをできました。とてもよい機会でした。今後ともよろしくお願いいたします。
・ オンライン会議の設定、いろいろとありがとうございました。
・ ZOOMでの開催により、遠くに住んでいる人でもパソコンさえあれば簡単に参加が可能となることはいいことだと思います。実践発表の内容がいつでもホームページで見られたら、NIEを勉強したい人のいい資料になると思います。NIE実践発表会お疲れさまでした。
・ 少し音声が聞き取りにくいところはありましたが、とても素晴らしい実践発表会でした。画面も発表者に固定していただいたり、適宜映像やスライドに変えていただいたり、とても見やすく聞きやすかったです。若干遅れての参加となってしまいましたが、とても良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
・参加の手順も分かりやすく、音も聞きやすかったです。ありがとうございました。
|