記者派遣

記事を読んでまとめよう 産経新聞・勝田記者 洲本・鳥飼小で特別授業

torikaisyou.jpg

 教育現場での新聞の活用を目指すNIE活動の一環として、洲本市五色町鳥飼中の市立鳥飼小学校で10月29日、産経新聞神戸総局洲本駐在の勝田康三記者が6年生16人に「新聞における表現の工夫について」をテーマに特別授業を行った。

 同校では5、6年生が新聞記事をもとに空欄を埋める作業や100字以内で記事をまとめる取り組みを実施している。この日は、将棋の藤井聡太二冠=棋聖、王位=が最年少で棋聖のタイトルを獲得した際の新聞記事を活用した。
 勝田記者は「だれが」「いつ」「どこで」「なにを」「どうしたか」という文章の基本構成を示したうえで、記事を読み込みながら該当する箇所を線引きするよう指導した。

 児童らは、抜き出した基本構成の要素と藤井二冠の「記録」をキーワードに記事を短い文章にまとめ、「藤井二冠に聞いてみたいこと」の作文にも挑戦。藤井二冠の姿を想像しながら「なぜ強いのか」「獲得したお金の使い道は」などと思ったことを表現した。

 勝田記者は「基本を繰り返して身につけることが大切。新聞や本を多く読み、文章に親しんでほしい」と呼びかけた。=30日付産経新聞朝刊淡路版

[写真説明]鳥飼小学校で行われたNIEの授業。本紙の勝田康三記者が新聞表現について説明した=洲本市

 児童の感想 森山凌翔(りょうが)君「藤井二冠に『将棋以外の時間は何をしているの』と聞きたくなった」、南隅美夢さん「『だれが』『いつ』などを考えながら文章を書いてみようと思った」

   ※「わたしの感想NIE」に児童のみなさんの感想を掲載しています。