記者派遣

「災害学び命守って」神戸新聞アドバイザー講演 姫路・豊富中生に

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 阪神・淡路大震災をテーマにした講演が9月9日、姫路市豊富町の津熊総合センターであった。近くの豊富中学校2年生102人が、兵庫県NIE推進協議会事務局長で、神戸新聞NIX推進部の三好正文アドバイザーの話を聞いた=写真。
 同校は本年度から日本新聞協会のNIE(教育に新聞を)実践校に指定されている。三好アドバイザーは、同震災当日、全壊した神戸新聞社本社(神戸・三宮)で宿直勤務だったことや、被災状況と復興したまちの様子を説明。県西・北部豪雨(2009年8月)など、平成に相次いだ地震、水害、火山噴火も解説し、「一つ一つの災害から教訓を学び、命を守ってほしい」と呼び掛けた。
 生徒たちは、本紙9月1日付の防災の日特集「南海トラフ巨大地震」を読んで、備えの大切さについて意見発表した。久保絢稔(あやね)さんは「まちがどう復興していったかがよく分かった」、秋田樹里さんは「被災した人が前向きに生きる姿や、災害弱者を守る取り組みに感銘を受けた」と話した。=11日付神戸新聞朝刊姫路版

 生徒の感想 「日ごろの地域のつながりが防災力向上につながることを知った」「被災者が愛するまちのために協力して困難なときを乗り越えたのだと思った」「防災の啓発に有名なタレントの協力を得るのもいい方法だと思った」